成功する環境って? 2017.8.5
前回のブログで、『成功する環境で成功させて褒めてあげる』がポイントと書きました。
ではこの『成功する環境』って?
これまたいろんなシチュエーションがあるので、『この場合にはこの方法』というのはなく、その時の犬の反応にもよるので、その対処法について詳細に記載するのは難しいのですが...
例えば、ざっくり言って、
お散歩中にすれ違う犬に吠える場合:
(なぜ吠えているかにもよって違うのですが、怖くて吠えている、興奮して吠えている等)
まずは自分の犬が、相手の犬を見つけても『吠えない、興奮しない距離を知る』というところからです。
飛びかかれば届く所に相手の犬がいたら、そりゃ吠えるでしょう?!
そして一旦そうなった犬に「ダメでしょ!やめなさい!」と言ってももう無理でしょ?
そうならない距離が絶対あるはずです!
(と一言で言っても、相手の犬や同じ犬でもその犬の状態によってもそれは変わってきます!)。
その状態で落ち着いていたら、褒めます。
理想的にはそこで『アイコンタクト』が取れるのがベストです。
『座る』『伏せる』などが出来ればなお良いです。
でもそんなの絶対無理!!ってなるでしょ?
犬が遠くに見えていてダメなら、犬が見えていない状況でふつうにお散歩していて『アイコンタクト』が取れますか?
お散歩中に『座る』『伏せる』が出来ますか?
何もない時に出来ないことは、『興奮する要因がある環境』では絶対できません!
また家の中で出来ないことは、外では絶対できません!
また家の中で出来るからといって、外でいきなり出来るようにはなりません!
人間にとっては同じ『アイコンタクト』『座る』『伏せる』という行動ですが、どこでやるかによって犬にはまったく別物だからです。
これらを理解した上で、少しづつ出来る環境を増やして行く、だんだん難易度をあげるということが大事!!
自分の犬がいつまでもコマンドに従えないなら、コマンドに従える環境に戻って成功させてあげる、ことから。
この繰り返しで少しづつ出来る環境を増やしていく、難易度が高い環境でも成功できるようにしていくのです。
この『環境』には『ご褒美であげるおやつ』も含まれます。これも成功させるには大事な要因なんです。
(これも書くと長くなるので、また次回に!)
ねーーー、なんでもそんなにすぐには出来るようにはならないです。
とーーーっても根気がいります。
でもやらなければ、いつまでたっても出来ないままです。
その代わり、今まで出来なかったことが出来るようになった時の喜びは大きいですよ。