お預かりすればするほど 2017.3.23
犬も人間も楽になります。
ケージレスで、その犬の生活スタイルに出来るだけ合ったお預かりをしていると、いろんな癖をもった犬がやってきます!
排泄の癖、食事の嗜好、日頃の習慣等々。
もちろん、飼い主さまから伺った方法に出来るだけ沿えるようにしていますが、犬にしてみたらここは自宅ではない別の場所。
まったくいつもと同じように振る舞える犬はいません。
自宅ではしないようなことも、ここではするかもしれません。
そういうことも含めて、初めてお預かりする犬にはこちらも緊張、犬の方も緊張です!
こちらは緊張というより、まずは観察で目が離せません。
どういうタイミングで排泄するんだろう?
どこにするのだろう?
ごはんは食べる?
水は飲める?
他の犬に対する反応は?
お散歩の時の癖は?
庭に出た時の反応は?
来客に対する反応は?
音に対する反応は?
すべて手探り状態です。
最初はこのような状態ですが、当然のことながら、お預かりすればするほどその犬の事がわかってきます。
「あー、こういうことするんだ!」
「へー、こんなことが嫌いなんだ。(逆にこんなことが好きなんだ)!」
「ほぅ、こういう事にこういう反応するんだ!」
等々。
犬の方も、最初はなにがなんだかわからない状況から、
「こうしていれば自分に不都合なことは何も起こらないんだ。」
と理解し始めます。
それと同時に、犬の方からここの環境に合わせてくれたりします。
こうなると犬も楽になってきます。
ずっと緊張して周りを見張っている必要がなくなるからです。
「飼い主さまが居ない」という時点ですでにここは自宅とは違う環境です。
ケージレス(自由に動ける)というだけで、自宅とまったく同じというわけにはいきません。
それでも犬は環境に合わせて変わってくれます。
凄いですよ、犬は!
むしろ変われないのは人間の方かも?!(笑)