『ノーズワーク』のセミナーに行ってきました!(2)2016.10.19
忘れないうちに更新しないと...
さてさて『ノーズワーク』って何やるの?って話です。
私もセミナーに参加する前は「お宝(おやつ)探し」みたいなもの?と思っていました。
でも鼻を使って探すのは「おやつ」ではなくて「特定の決まった匂い」なんです。
この匂いはスウェーデンではおもに『ユーカリ』が使われます。
わんこのレベルが上がってくると、複数の匂いが探索に加えられますが、それも『ローリエ』や『ラベンダー』といった決まったもの。
しかもこれらはきちんとした基準に即した同じ品質のものが同じ濃度•量で使われます。
これらを滴下したターゲットを「容器」や「室内」や「屋外」や「車等の乗り物」に忍ばせて、犬に探索させます。
犬が見つけたら、それを見たハンドラーがアラート(見つけました!とジャッジに合図すること)します。
このワークをするにあたって、
犬がいきなり『ユーカリ』の匂いを探すわけはないので、まず犬に、『ユーカリ』の匂いと『ご褒美』を関連付けさせることからスタートです。
(厳密にはもっと細かい段階を踏んでトレーニングします!)
競技や練習の時は、基本オンリードなので、オビディエンスが入ってない犬や他の犬にガウガウしちゃう犬でも大丈夫なんです。
また激しく走ったり、跳んだりするわけではないので、どんな犬でも、どんな人でもできます。
講師のBarbro Rydénさんは、『このワークが出来なかった犬を今まで見た事がない』とおっしゃってました。
また特別な道具がいるわけではないので、匂いのソースがあればどこでもできます。
この競技で重要なのは、
犬が匂いを見つけた時に、ハンドラーがその反応に気づいてあげること!
わかりやすい犬もいれば、わかりにくい犬もいます。
こうやって、犬と一緒に何か作業をすることで、犬をより観察して理解することにつながるし、絆も強まります。
そして何よりも、集中して鼻を使って探索した犬はとてもリラックスして満足気です。
日本でも人気のドッグスポーツになるといいですね。